WiFi 5 vs. WiFi 7 vs. 有線LAN:実測値で比較!どれが最適?

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最近話題の WiFi 7。高速な通信が可能といわれていますが、実際にどのくらいの速度が出るのか気になったので、自宅で測定してみました!
WiFi 5との違いや、有線LANと比べたときの実力を検証してみたので、気になる方はぜひ参考にしてください。


測定環境と条件

🏠 測定した場所

  • 2LDKの部屋 で実施。
  • 各部屋の距離や壁の影響も加味して測定。

🖥️測定した機器

測定した機器は、TP-Linkのメッシュルータを使用しています。

  • TP-Link Deco M5
    WiFi5のメッシュルータ 2017年発売
  • TP-Link Deco BE65 Pro
    WiFi7のメッシュルータ 2024年発売

📡 測定したネットワーク環境

以下の5つの条件で、実際の通信速度を測定しました。

  1. WiFi 5(扉を2枚開けた状態)
  2. WiFi 5(扉を2枚閉めた状態)
  3. WiFi 7(扉を2枚開けた状態)
  4. WiFi 7(扉を2枚閉めた状態)
  5. 有線LAN(1Gbps接続)

ネットワーク環境の構成としては、下図のようにルータとスイッチハブの間を、WiFi5,WiFi7,LANケーブルに置き換える形で計測しています。Decoはどちらもブリッジモードとして動作(=ルータ機能はOFF)しています。

⏳ 測定方法

  • 測定日は平日の午前中 の同じ日。
  • 各条件で3回ずつ測定し、明らかな外れ値は除外。
  • スピード測定したサイト https://www.speedtest.net/ja
  • 実測値の平均を比較。
  • ダウンロード速度・アップロード速度・レイテンシー(遅延)の3点をチェック。

測定結果(詳細な数値は後述の表を参照)

💡 WiFi 5 vs. WiFi 7 の違い

  • 速度(ダウンロード・アップロード)WiFi 7はWiFi 5の約2倍速い!
  • レイテンシー(遅延)WiFi 7はWiFi 5の約1/5~1/6!
  • 扉の開閉による影響WiFi 5・WiFi 7ともにほとんど変化なし。

WiFi 7は、WiFi 5と比べて 大幅に速度が向上し、遅延も劇的に少ない ことがわかりました!

💡 WiFi 7 vs. 有線LAN の違い

  • ダウンロード速度WiFi 7とLANケーブルはほぼ同等!(30Mbps程度の差分)
  • アップロード速度WiFi 7は有線LANの約1/2程度の速度
  • レイテンシー(遅延)WiFi 7は有線LANの1.5~2倍の遅延

ダウンロードに関しては、WiFi 7でもLAN接続とほぼ変わらない速度 が出ています。
一方で、アップロードとレイテンシーは有線LANの方が優秀 という結果になりました。

📄測定結果の表

条件回数時間ダウンロード結果アップロード結果ダウンロードレイテンシーアップロードレイテンシー
Wifi5 扉を2枚開けている状況1回目10:57323.23228.213417
2回目10:58312.63314.034781
3回目11:00296.64297.704723
平均310.83279.984340
Wifi5 扉を2枚閉めている状況1回目11:02320.91432.244151
2回目11:03415.91324.583613
3回目11:04335.50386.833543
平均357.44381.223736
Wifi7 扉を2枚開けている状況1回目10:37823.00362.3797
2回目10:38790.49369.6587
3回目10:39817.03330.0798
平均810.17354.0397
Wifi7 扉を2枚閉めている状況1回目10:40831.27342.6497
2回目10:41846.02353.8397
3回目10:42775.73340.1687
平均817.67345.5497
有線LAN接続(1Gbps)1回目10:47848.98578.3844
2回目10:48865.78628.9044
3回目10:49842.36601.6444
平均852.37602.9744

まとめ:WiFi 7はLANケーブル代替としてアリ?

✅ WiFi 7のメリット

  • ダウンロード速度はLAN接続と遜色なし!
  • WiFi 5の約2倍の速度で快適に使える!
  • ケーブルレスで家の中がスッキリ!

通常のネット利用(動画視聴、ブラウジング、ダウンロード)なら、WiFi 7はLANケーブル代替として十分に使える ことがわかりました。

⚠️ WiFi 7でもLANケーブルの方が優れている点

以下のような使い方をする場合は、ケーブルレスの快適さと性能のトレードオフ になります。

  • アップロードを多用する場合(例:YouTubeへの動画アップロード)WiFi 7は有線LANより不利
  • 遅延が重要な用途(例:対戦ゲーム・テレビ電話)WiFi 7は有線LANより遅延がある

結論:WiFi 7は「ダウンロード中心の用途なら有線LAN並み」!

WiFi 7は、WiFi 5より 大幅に高速化し、LANケーブル並みのダウンロード速度 を実現していました。
しかし、アップロードや遅延を重視する場合は、 有線LANの方が有利 です。

「ケーブルが邪魔だけど、LAN並みの速度が欲しい!」という人には、WiFi 7はかなりおすすめ できる選択肢だと感じました!

みなさんも、WiFi 7の導入を検討してみてはいかがでしょうか?✨

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